高品質な粉末を製造可能にするディスクアトマイズ法

当社の金属粉末の製造方法について

弊社の特長であるディスクアトマイズ法は、
水でもガスでもなく、円盤の遠心力で溶湯を噴霧します。
この方法で製造した粉末は、綺麗な球状となり、流動性がよく、低酸素量になります。

造粒工程紹介

①溶解

製造工程紹介「溶解」

材料を溶かします。
純金属、合金どちらでも溶解可能です。
溶解可能なのは、融点約1100℃までとなります。

②造粒

造粒から分級のイメージ

溶湯を、回転するディスクに滴下して噴霧します。ディスクの遠心力で噴霧された溶湯は、製造装置内壁に届く前に固まり、粉末になります。ガスや水を吹き付ける他アトマイズ法に比べて、酸素の巻き込みが殆どありません。

※参考 表面酸素量 (他社アトマイズ品と比較)|【試験・実験】

③分級

造粒直後の粉末は、様々な大きさの粉末が混在しています。
これを、篩を使って目的の粒度に分級します。
その為、弊社の製品は「-150μm(150μm以下の粉末)」「45~90μm」等、大きさに幅があります。

「63μm丁度の粉末が欲しい」とご希望をいただいても、お答えは出来ません。

製造直後の粒度分布例

上図のように、製造直後の粉末には、様々な径の粒子が混在しています。
製品が63μm未満の粉末であれば、63μmの網で篩い、分級します。

④検査・梱包

粉末の粒度分布、成分に問題がないか確認し、梱包します。

※全ての工程で、雰囲気対応が可能です。希土類のような反応性の高い金属も造粒出来ます。

上記製法で製造した粉末は、真球状、ガスの巻き込みの少なさ等、優れた特長があります。
詳しくはこちらをご覧ください。